デジタルパーマは従来のパーマよりも持続性が高いとされていますが、熱を用いてカールを作るため、施術直後の髪は非常に敏感になっています。
このため、適切なヘアケアを施すことが、美しいカールを保つために重要です。
デジタルパーマの髪のメンテナンスのコツ
髪を締め付けない
デジタルパーマを施した髪はとてもデリケートです。普通の髪ゴムで強く結ぶと跡がつきやすくなるため、シュシュを使用して緩く結ぶことをお勧めします。
細い歯の櫛の使用を避ける
細い歯の櫛はカールに負担をかけ、形を崩す原因になるため使用を控えましょう。また、高温でのスタイリングツールもパーマの持ちを悪化させるので、使用は最小限に抑えてください。
強いシャンプーの使用を控える
デジタルパーマ直後の洗髪は一般的に問題ありませんが、洗浄力の強いシャンプーは避け、美容師の指示に従いましょう。
濡れた髪での就寝を避ける
濡れた髪で寝ると髪が傷みやすくなります。寝る前には髪を十分に乾かしてください。また、日差しの強い日には帽子をかぶるか、UVプロテクトスプレーを使って髪を保護しましょう。
塩水や塩素への対策
海水やプールの塩水、塩素はパーマをダメージすることがあります。水に入る前に髪を濡らし、コンディショナーを塗布して髪を守る方法が効果的です。
デジタルパーマの問題点と修正方法
デジタルパーマの仕上がりに満足できない場合、主に以下のような問題が発生することがあります。
- パーマがすぐに取れる
- パーマが想定よりも強くかかる
- パーマによって髪がダメージを受ける
デジタルパーマは通常のパーマと比較してコストが高めなため、仕上がりが期待に沿わないと、その失望も大きくなりがちです。
デジタルパーマの修正方法
デジタルパーマのかかり具合は、施術者の技術、元々の髪質、過去の髪の扱い、そして現在の髪の状態に左右されます。そのため、全ての情報をカウンセリングだけで完全に把握するのは困難であり、施術後のパーマの状態が予想と異なることもあります。
多くの美容院では、パーマ施術後の1〜2週間以内には無料で修正を行ってくれます。もし仕上がりに満足できない場合は、「仕上がりが思った通りでないため、再施術をお願いしたい」と積極的に伝えることが重要です。話しにくい場合は、「仕上がりについて相談したい」と切り出すのも良い方法です。
自分で修正を試みることは避けた方が無難です。コテやストレートアイロンの使用は、熱によるさらなるダメージを招く可能性があるためです。もし仕上がりに不満がある場合は、早めに美容院に相談し、施術後の保証期間内に適切な対応を求めることをお勧めします。
デジタルパーマに最適な洗い流さないトリートメントの選び方とその必要性
デジタルパーマは熱を利用して施術されるため、どうしても髪に負担がかかります。そのため、日常的なケアが非常に重要です。
特に、ドライヤーなどの日常的な熱ダメージから髪を守るためには、洗い流さないトリートメントの使用が効果的です。これにより、パーマのカールを持続させ、髪を健康に保つことができます。
トリートメントの種類と特徴
ヘアオイル
油分を多く含むヘアオイルは、乾燥した髪やダメージを受けた髪に潤いと輝きを与えます。しっとりとした仕上がりが好みの方や、乾燥しがちな髪に特におすすめです。
ヘアクリーム
濃厚なテクスチャで、髪をしっかりと保湿して保護します。硬い髪質や、特に毛先の乾燥が気になる方に向いています。
ヘアミルク
軽い質感で水分をたっぷり含み、サラサラとした仕上がりをもたらすヘアミルクは、細い髪やダメージが少ない髪に最適です。
ジェルタイプ
保湿力が高く、髪に均等になじむジェルタイプは、絡まりやすい髪を滑らかにしてくれます。
ミストタイプ
スプレー式のミストタイプは手軽に使用でき、軽やかな仕上がりが特徴です。柔らかい髪質の方におすすめです。
まとめ
これらのトリートメントは、髪の状態や仕上がりの好みに応じて選ぶことができます。自分の髪質やスタイルに合った製品を選ぶことで、デジタルパーマを長く美しく保つことができます。
また、市場には様々な製品があるので、香りや使用感を楽しみながら、自分にぴったりのものを見つけてくださいね。