この記事では、カインズでの3Dプリンター利用方法や準備、料金、注意点などを、初心者の方でもわかりやすくご紹介していきます。
カインズの3Dプリンターはどんな人におすすめ?
- DIYや工作に挑戦してみたい方
- 子どもと一緒に自由研究をしたい親御さん
- ハンドメイド作品を販売したい方
- 3Dプリンターを購入前に体験してみたい方
「ちょっと使ってみたい」という気軽な気持ちでOKです♪
カインズで3Dプリンターは使える?まずは結論から解説
3Dプリンターが使えるのは「CAINZ DIY Square」だけ
カインズ全店で使えるわけではありません。
3Dプリンターが設置されているのは「DIY Square(ディーアイワイ スクエア)」という特別なエリアがある店舗のみです。
なぜ通常のカインズ店舗には設置されていないの?
3Dプリンターは専用設備やスタッフのサポートが必要なため、すべての店舗には設置されていません。
設置店舗は限られているので、事前に確認が大切です。
設置店舗の見つけ方と検索のコツ
カインズの公式サイトで「DIY Square」「3Dプリンター」などのキーワードで検索すると、対応店舗が確認できます。
検索する際は「都道府県名+カインズ+3Dプリンター」で調べるとスムーズですよ。
カインズで3Dプリンターが使える店舗一覧【地域別まとめ】
| 都道府県 | 店舗名 | DIY Square | 予約対応 |
|---|---|---|---|
| 東京 | カインズ町田多摩境店 | ○ | 可 |
| 埼玉 | カインズ鶴ヶ島店 | ○ | 可 |
| 愛知 | カインズ名古屋守山店 | ○ | 可 |
※最新情報は公式HPで確認をお願いします。
利用料金とシステムの仕組みを完全解説
料金は「時間+材料費」の2段構成
基本的に、利用時間+使用したフィラメント(樹脂素材)の重さで料金が決まります。
目安として、30分〜1時間で500〜1,000円程度が一般的です。
初心者が気をつけるべき「時間の罠」
「ちょっとの作業だから」と思っていても、意外と造形に時間がかかることもあります。
STLデータの読み込みやスライス設定にも時間がかかるので、余裕を持った予約がおすすめです。
コスパよく使うための予約と時間管理術
- 造形時間はデータ作成時にある程度予測できます
- 混雑する土日より平日の利用がおすすめ
- 完成までにかかる時間は店舗スタッフにも相談できます
3Dプリンター利用に必要なデータとは?
「STL形式」とは?初心者にもわかる基礎知識
3Dプリンターは「STL(エスティーエル)」というファイル形式で立体データを読み取ります。
CADソフトなどで作成した3DモデルをSTLで保存すれば、プリンターで出力できるようになります。
無料で使えるおすすめSTL配布サイトTOP3
- Thingiverse(シングバース):世界最大級の無料3Dデータサイト
- Printables:使いやすい検索機能と日本語対応も
- Cults:おしゃれなデザインが多く女性にも人気
自分でデータを作るなら?初心者向け無料ソフト紹介
- Tinkercad(ティンカーキャド)…初心者でも直感的に使える
- Fusion360(フュージョン)…本格派にも対応
カインズで作れる!初心者におすすめの出力アイデア集
- スマホスタンド
- キーホルダー
- ボトルキャップオープナー
- SDカードケース
- 子ども用のおもちゃパーツ
身近なものから挑戦して、少しずつステップアップしていくのがコツです。
当日スムーズに使うための準備チェックリスト
【必須】絶対に忘れてはいけない持ち物
- STLデータを保存したUSBメモリ
- 予約確認メールやスクショ
- 身分証(初回登録時)
【あると便利】プロが持参している道具やツール
- ノートPC(その場で調整する用)
- ペンとメモ帳(設定メモや気づきを記録)
USBメモリのフォーマット注意点(FAT32など)
USBはFAT32形式でフォーマットしておくのが推奨です。
MacやexFATで保存したデータは読み込めない場合もあるので注意しましょう。
カインズの3Dプリンター利用当日の流れ
- 受付で利用目的を伝える
- 簡単な安全講習を受ける
- STLデータを読み込み、スライス設定
- プリント開始
- 完成品を取り出して仕上げ(サポート材除去など)
ありがちなトラブルと対処法
造形物が剥がれる・崩れるときの原因と対処法
造形プレートの温度やフィラメントの設定ミスが原因のことが多いです。
スタッフに相談すればすぐ調整してくれます。
データが読み込めないときのチェックポイント
- ファイル形式が正しいか(.stl)
- USBがFAT32形式か
反り・歪みを防ぐための環境調整術
造形中の室温やプレート温度、ラフトの設定などを調整することで安定して印刷できます。
不安解消!よくある疑問と答え
データって本当に自分で作らなきゃダメ?
無料の配布サイトからダウンロードすれば、最初は自作しなくてもOKです♪
パソコンが苦手でも使える?
店舗によってはスタッフが丁寧にフォローしてくれるのでご安心ください。
失敗しても料金はかかるの?
造形が途中で失敗しても、時間と材料を使っていれば料金は発生します。
まずは小さな出力から挑戦するのがオススメです。
3Dプリンターを副業や販売に活かしたい方へ
出力物をハンドメイド販売する方法
minneやBOOTH、メルカリなどで自作アイテムを販売している方も増えています。
著作権と商用利用の注意点
ダウンロードしたSTLデータには商用禁止のものもあります。必ず利用規約を確認しましょう。
販売向け素材や加工テクニックのコツ
PLA素材にヤスリがけしたり、色を塗るだけで完成度がぐっとアップします。
カインズ以外で3Dプリンターを使うには?代替スポット紹介
- FabLab(ファブラボ)…全国に展開する市民工房
- 図書館や公民館の工作室(要確認)
- ネットの出力代行サービス(DMM.makeなど)
【Q&A】3Dプリンター利用前によくある質問まとめ
データ作成をお店に頼める?
基本的には自作または配布サイト利用ですが、簡単な調整ならスタッフがサポートしてくれる場合もあります。
どんな素材が使えるの?PLAとABSの違いとは
多くのカインズ店舗ではPLA素材が主流。ABSは扱えないこともあるため、事前確認をおすすめします。
何が作れて、どこまで出力できるの?
最大出力サイズは店舗によって異なりますが、10〜15cm四方の小物が多いです。
まとめ|3Dプリンターをカインズで体験!
■失敗しないためのチェックリスト
- 行こうとしている店舗に「DIY Square」はありますか?
- 3Dプリント用のSTLデータはしっかり準備できていますか?
- USBメモリはFAT32形式にしてありますか?忘れ物はないか最終確認しましょう。
- 予約時間に余裕を持たせていますか?焦らず体験できるようにしておきましょう。
3Dプリンターは、ちょっとした「ひらめき」を形にできるワクワクする道具です。
まずはカインズで、あなたのアイデアをかたちにしてみてくださいね。

