「裏ごし器がないけど、家にあるもので代用できる?」「スープや離乳食をなめらかにしたいのに、ダマになってしまう…」そんなふうに困ったことはありませんか?
結論からいうと、裏ごし器は家にある道具でしっかり代用できます。とくに使いやすいのは、ザル・茶こし・味噌こしの3つです。作りたい料理に合わせて使い分ければ、専用の裏ごし器がなくても十分きれいに仕上がります。
この記事では、裏ごし器の代用になる道具7選を比較しながら、なめらかに仕上げるコツや失敗しやすいポイントまでやさしく解説します。
【結論】裏ごし器の代用はこの3つがあればOK
一番万能で使いやすいのは「ザル」
「とりあえず家にあるもので試したい」という方に一番おすすめなのが、目の細かいザルです。多くの家庭にあるうえに、マッシュポテト・かぼちゃ・スープ・お菓子の下ごしらえまで幅広く使えます。
裏ごし器ほどの細かさは出にくい場合もありますが、食材をしっかりやわらかくしてから使えば、かなりなめらかに仕上がります。迷ったらまずザルから試すのが失敗しにくいです。
なめらかさ重視なら「茶こし」
「できるだけきめ細かくしたい」「プリン液やカスタードをきれいにこしたい」というときは、茶こしが便利です。目が細かいので、ダマや小さな固まりを取りやすく、口当たりがぐっとよくなります。
ただし、一度にたくさん入れると詰まりやすいので、少量ずつこすのがコツです。時間は少しかかりますが、仕上がり重視の方にはぴったりです。
離乳食や少量調理には「味噌こし」
離乳食づくりや少量の食材をなめらかにしたいときは、味噌こしがとても使いやすいです。サイズ感がちょうどよく、持ち手付きのものも多いので、手元で作業しやすいのがメリットです。
じゃがいも・にんじん・かぼちゃなどを少しだけ裏ごししたいときに便利で、赤ちゃん向けの食感調整もしやすくなります。
裏ごし器の代用になる家にある道具7選【特徴早見表付き】
まずは、どの道具がどんな料理に向いているかを一覧で見てみましょう。自分に合うものを先に見つけておくと、失敗しにくくなります。
| 代用道具 | なめらかさ | 手軽さ | 洗いやすさ | 向いている料理 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| ザル | ○ | ◎ | ○ | マッシュポテト、かぼちゃ、スープ | 目が粗いと繊維が残りやすい |
| 茶こし | ◎ | △ | ○ | プリン液、カスタード、少量の裏ごし | 一度にたくさん入れると詰まりやすい |
| 味噌こし | ○〜◎ | ◎ | ○ | 離乳食、少量の野菜ペースト | 大きな食材は先に小さく切る |
| ハンドブレンダー | ○ | ◎ | △ | ポタージュ、ペースト、時短調理 | 繊維や皮は残ることがある |
| ミキサー | ○ | ○ | △ | 大量のスープ、ソース | 水分が少ないと回りにくい |
| すり鉢・フォーク | △〜○ | ◎ | ◎ | 少量のじゃがいも、バナナなど | 完全になめらかにはしにくい |
| キッチンペーパー・ガーゼ | ○ | △ | △ | 液体のこし、最終調整 | 破れやすいので力を入れすぎない |
ザル|仕上がりと使いやすさのバランスが良い
ザルは、裏ごし器の代用としてもっとも使いやすい道具です。ボウルの上にのせて、スプーンやヘラで押し広げるだけで使えるので、特別な準備もいりません。
ポイントは、できるだけ目の細かいザルを使うこと。パンチングタイプよりも網タイプのほうが、なめらかに仕上がりやすいことが多いです。
茶こし|きめ細かく仕上げたいときに便利
茶こしは、細かいダマを取り除くのが得意です。プリン液をこすと、口当たりがなめらかになり、焼き上がりもきれいになりやすいです。
カスタードやスープの最終仕上げにも向いています。少量ずつ作業する必要はありますが、「きれいに仕上げたい」場面で頼りになります。
味噌こし|離乳食づくりに使いやすい
味噌こしは、もともと味噌を溶く道具なので、細かい網と持ち手がついていて扱いやすいです。少量の野菜を押しつぶす作業にも向いているため、離乳食づくりに使っている方も多いです。
とくに、やわらかく煮たにんじん・じゃがいも・かぼちゃなどは、味噌こしでも十分なめらかにできます。
ハンドブレンダー|時短でなめらかにしたい人向け
「とにかく手早く仕上げたい」というときは、ハンドブレンダーも便利です。鍋の中でそのまま使えるので、スープ作りの時短になります。
ただし、これは“つぶす”のが得意な道具で、完全に裏ごしする道具ではありません。繊維をしっかり取りたいときは、最後にザルや茶こしを通すと仕上がりがよくなります。
ミキサー|大量に作るときに便利
家族分のスープやソースをまとめて作るなら、ミキサーも使いやすいです。均一に混ぜられるので、ポタージュなどにはぴったりです。
ただし、水分が少ないと回りにくいので、牛乳・だし・スープなどを少し足しながら使うのがポイントです。
すり鉢・フォーク|少量なら手軽に対応できる
「今すぐ少しだけつぶしたい」というときは、すり鉢やフォークでも代用できます。裏ごしほどのなめらかさは出にくいですが、やわらかい食材なら十分使えます。
たとえば、マッシュポテトの下準備や、やわらかいかぼちゃをつぶす作業なら問題なく使えます。
キッチンペーパー・ガーゼ|最終手段として使える裏ワザ
道具が本当にない場合は、キッチンペーパーやガーゼで液体をこす方法もあります。これは“押して裏ごし”というより、こしてなめらかにする補助として使うイメージです。
プリン液やスープの細かい固まりを取りたいときに役立ちますが、破れやすいのでやさしく扱ってください。
仕上がり・手間・洗い物を比較!自分に合う代用道具の選び方
なめらかさを優先したい人におすすめの道具
仕上がり重視なら、茶こし → 味噌こし → ザルの順で考えると選びやすいです。特にプリンやカスタードなど、口当たりの差が出やすい料理は茶こしが向いています。
時短・手軽さを優先したい人におすすめの道具
時短を重視するなら、ハンドブレンダーが便利です。次点で、洗い物が少なく使いやすいザルもおすすめです。少量なら味噌こしも手軽に使えます。
洗い物を減らしたい人におすすめの道具
洗い物をできるだけ増やしたくないなら、フォーク・ザル・味噌こしが使いやすいです。ミキサーやブレンダーは便利ですが、刃の部分を洗う手間が少し増えます。
【目的別】失敗しない裏ごし器の代用パターン
マッシュポテトをなめらかに仕上げたい場合
マッシュポテトには、ザルか味噌こしが使いやすいです。じゃがいもをしっかりやわらかくゆでて、熱いうちにこすのがポイントです。
冷めると粘りが出て重たくなり、こしにくくなるので注意してください。牛乳やバターを少し加えると、さらにのばしやすくなります。
かぼちゃスープをダマなく作りたい場合
かぼちゃスープは、まずハンドブレンダーやミキサーで全体をつぶしてから、最後にザルか茶こしを通すと、きれいに仕上がります。
最初から茶こしで全部こそうとすると大変なので、「つぶす→こす」の2段階にするとラクです。
離乳食を安全になめらかにしたい場合
離乳食には、味噌こしがとても使いやすいです。少量でも扱いやすく、食感の調整がしやすいからです。食材はしっかり加熱して、無理に押しつけないようにすると、なめらかにしやすくなります。
月齢に合わせて、水分(湯冷まし・だし)を少し足しながら調整すると失敗しにくいです。
プリン・カスタード液をこしたい場合
プリン液やカスタード液は、茶こしがおすすめです。卵の白身の固まりや小さなダマを取り除けるので、焼き上がりや舌ざわりがよくなります。
このときは押しつぶすというより、やさしく流しながらこすイメージで使うとスムーズです。
裏ごし器の代用で失敗する3つの原因と対策
水分量が足りずダマになる
よくある失敗のひとつが、水分不足です。食材がポロポロしていると、押しても伸びず、ダマっぽくなりやすくなります。
対策:牛乳・だし・スープ・お湯などを少しずつ加えながら、やわらかさを調整しましょう。入れすぎるとゆるくなりすぎるので、少量ずつがコツです。
押し方が強すぎて繊維や粒が残る
力いっぱい押しつけると、食材の繊維が網に詰まったり、かえってうまく通らなかったりします。とくにかぼちゃやさつまいもは繊維が残りやすいです。
対策:少量ずつのせて、スプーンやヘラでやさしく広げるように押しましょう。無理に押すより、回数を分けたほうがきれいに仕上がります。
食材の加熱不足でうまくつぶれない
食材がかたいままだと、どんな道具を使ってもなめらかにはなりにくいです。道具の問題ではなく、加熱不足が原因ということもよくあります。
対策:フォークでスッとつぶせるくらいまで、しっかり火を通してから使いましょう。迷ったときは「少しやわらかすぎるかな?」くらいでちょうどいいことが多いです。
なめらかに仕上げるコツ|初心者でも失敗しにくい使い方
食材はしっかりやわらかくしてから使う
これはいちばん大事なポイントです。裏ごし器の代用がうまくいくかどうかは、道具よりも先に食材のやわらかさで決まることが多いです。
一度にたくさん入れず、少量ずつこす
たくさん入れると、網が詰まりやすくなって作業しにくくなります。結果的に時間もかかるので、少量ずつのほうが早く終わることが多いです。
スプーン・ヘラの使い方で仕上がりが変わる
金属スプーンでもできますが、シリコンヘラや木べらのほうが押し広げやすいこともあります。道具に合わせて使いやすいものを選んでみてください。
必要なら「2回こし」で口当たりを整える
「あと少しなめらかにしたい」というときは、1回目はザル、2回目は茶こしのように、道具を変えて2回こす方法もおすすめです。ひと手間かかりますが、仕上がりがかなり変わります。
どうしても限界を感じたら?裏ごし器を買う判断基準
代用では難しいケース(繊細なお菓子・大量調理など)
代用で十分対応できる場面は多いですが、毎回きれいに仕上げたいお菓子作りや、大量の仕込みが多い場合は、専用の裏ごし器があるとやはり便利です。
よく使うなら専用の裏ごし器がラクになる理由
専用の裏ごし器は、網の細かさや形が裏ごし向けに作られているので、作業が安定しやすいです。時間短縮にもつながり、「毎回代用で悩む」ストレスも減ります。
長期的に見たコスパの考え方
たまに使うなら代用でOKですが、離乳食づくり・スープ・お菓子作りなどで頻繁に使うなら、専用の裏ごし器を買ったほうが結果的にラクでコスパがよいこともあります。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| たまにしか使わない | 代用でOK | 家にある道具で十分対応できる |
| 離乳食を毎日作る | 専用も検討 | 作業回数が多く、時短しやすい |
| お菓子作りをよくする | 専用がおすすめ | 仕上がりの安定感が出やすい |
| スープを大量に作る | ブレンダー+代用or専用 | 時短と仕上がりのバランスが取りやすい |
Q&A|裏ごし器の代用でよくある質問
Q. ザルと茶こしはどちらがなめらかになりますか?
A. 一般的には茶こしのほうが細かく仕上がりやすいです。ただし、量が多いと時間がかかるので、普段使いはザル、仕上げだけ茶こしという使い分けもおすすめです。
Q. ミキサーだけで裏ごしの代わりになりますか?
A. ある程度は代用できます。とくにスープやソースには便利です。ただ、繊維や小さな粒が気になる場合は、最後にザルや茶こしでこすと、よりなめらかになります。
Q. 離乳食に一番使いやすい代用品はどれですか?
A. 少量の調理が多いので、味噌こしが使いやすいです。茶こしでもできますが、味噌こしのほうが少し作業しやすいことが多いです。
Q. キッチンペーパーやガーゼはどんなときに使うの?
A. プリン液やスープなど、液体の細かいダマを取りたいときの最終調整に向いています。強く押すと破れやすいので、やさしくこしてください。
まとめ|裏ごし器の代用は家にある道具で十分対応できる
裏ごし器がなくても、家にある道具でしっかり代用できます。とくに迷ったら、次の3つを覚えておくと安心です。
- ザル:万能で使いやすい
- 茶こし:なめらかさ重視にぴったり
- 味噌こし:離乳食や少量調理に便利
そして、きれいに仕上げるコツは、食材をしっかりやわらかくすること・少量ずつこすこと・水分を調整することです。ここを押さえるだけで、仕上がりがぐっと変わります。
まずは家にある道具で気軽に試してみてください。料理に合わせてうまく使い分けられるようになると、裏ごし作業のハードルがぐっと下がりますよ。
