水筒の蓋に使われるパッキンは、液漏れを防ぐ重要な役割を担っています。
多くの場合、パッキンはゴムやシリコン製で、定期的な洗浄が必要ですが、しばしば取り外しに苦労することがありますよね。。
この記事では、パッキンをスムーズに取り外す方法と、その際に便利なツールを紹介します。是非参考にしてみてください。
水筒のパッキンが外れない!対処法は?
ここでは、パッキンを簡単に取り外す方法を詳しく説明します。
パッキンの洗浄と滑りの除去
最初に行うべきは、アクリルスポンジを使用して水筒の蓋とパッキンの部分を優しく清掃することです。アクリルスポンジは優れた清掃力を持ちながら、パッキンを傷つけることなく汚れを効果的に除去します。頑固な汚れがある場合は、特に丁寧に扱うことが重要です。
さらに、メラミンスポンジを小片に切って使用するのも一つの方法です。
爪楊枝を利用したパッキンの取り外し
パッキンの間の滑りやぬめりを取り除いた後は、パッキンの取り外しを始めましょう。
水分をしっかりと拭き取った後、爪楊枝を使用してパッキンを引き抜きます。爪楊枝を使う際は、パッキンを傷つけないように注意し、ゆっくりと隙間を広げながら作業を進めると良いでしょう。
とじ針を使った取り外し方法
もし爪楊枝が手元になく、また傷をつけるリスクを避けたい場合は、縫製用のとじ針が便利です。特に、毛糸用の丸い先端を持つとじ針を使用すると、パッキンを簡単にかつ安全に引っ掛けることができます。
小型マイナスドライバーの使用
爪楊枝やとじ針だけでなく、小型のマイナスドライバーを使用する方法もあります。この際、ドライバーが清潔であることを確認し、小型ドライバーを慎重に使うことで、パッキンを効果的に取り外すことができます。
ぬめりの防止と重要性
水筒のパッキンが固着する一因として、使用中に発生する微細なぬめりがあります。このぬめりを定期的に清掃しておくことで、パッキンの取り外しが困難になるのを防げます。
また、新しい水筒を選ぶ際は、パッキンが容易に取り外せるデザインのものを選ぶことが望ましいです。
便利なツールで水筒のパッキンを簡単に取り外す方法
これまで紹介した技術の中で、個人的によく使うのは爪楊枝ですが、これによってパッキンがダメージを受けることが心配な方もいるかもしれません。そこで、パッキン取り外しに適した専門ツールをいくつか紹介します。
酸素系漂白剤を使用する
パッキンが取りにくくなる主な原因は、ぬめりや汚れの蓄積です。これを効果的に除去するには酸素系漂白剤が最適です。塩素系と異なり、後味が残る心配が少なく、安全に使用できます。
使用方法は以下の通りです。
- 水筒のパッキンや注ぎ口の部品を取り外し、分解できるものは分解します。
- 約50℃のお湯をボウルに入れ、酸素系漂白剤を適量(お湯1Lに対して大さじ半分程度)加えます。
- パッキンやその他の部品をこの液体に浸し、全体が覆われるようにして30分から1時間放置します。
- 水筒本体の内部にも同じくお湯と漂白剤を入れ、同様に浸け置きます。
- 全部品の浸け置きが完了したら、しっかりとすすいでください。
ただし、水筒本体を丸ごと漂白剤入りのお湯に浸けるのは避け、使用前には必ず取扱説明書を確認しましょう。
水筒の細部清掃用ブラシ
ロフトで人気のある水筒用ブラシは、パッキンの固着原因となる細かな隙間の汚れやぬめりを効果的に洗浄できます。このブラシは細かい溝も綺麗にすることができ、回転させることでパッキンを楽に取り外せます。
このブラシの多機能性により、場所を取らずに衛生的に保管でき、水筒の長期使用に適しています。
パッキン取り外し易い水筒の選び方
多くのパッキン取り外し方法を紹介しましたが、もし最初からパッキンが簡単に取り外せる水筒を選ぶことができれば、日々のメンテナンスが楽になります。ここで、特にお手入れがしやすい水筒を紹介します。
象印 シームレスせん
象印のシームレスせんは、栓とパッキンが一体型となっており、取り外し不要で洗えるため非常に便利です。パッキンをそのままで漂白したり、ブラシで簡単に清掃できる点が魅力です。
水筒のパッキンのお手入れ あとがき
水筒のパッキンのお手入れは面倒に感じることもありますが、適切なツールや方法を用いれば、清潔を簡単に保つことができます。新しい水筒を探している方は、パッキンの取り外しが簡単なモデルを選んでみると良いでしょう。