リクガメは草食性で、その甲羅の成長には豊富なカルシウムが不可欠です。
ペットとして飼う場合、カルシウムが豊富な野菜を選ぶのが望ましいですが、野菜だけではカルシウムが不足することが多いため、カルシウムパウダーの補給が推奨されます。
不足すると甲羅が柔らかくなったり変形するリスクがありますので、エサにカルシウムパウダーをまぶして与えることが一般的です。
リクガメに必要な栄養素はカルシウム、リン、ビタミンD3で、特にカルシウムとリンの理想的な比率は5:1です。
ただし、一般的な野菜ではこの比率がカルシウム3：リン1となるため、カルシウムの補給が特に重要です。
日光浴をしてビタミンD3を自然に生成できるリクガメには、カルシウムのみのパウダーが適していますが、室内飼育で日光浴の機会が少ない場合は、ビタミンD3が含まれたカルシウムパウダーがおすすめです。
【おすすめ】リクガメのカルシウムパウダー
リクガメのおすすめカルシウムパウダーはこちら
マルベリーカルシウム
「マルベリーカルシウム 150g 詰め換え用 月夜野ファーム」は、桑の葉に3種類のカルシウムが混ぜられており、リクガメに喜ばれやすい製品です。
スドー RX-61
「スドー RX-61 カルシウムパウダー 80g」は、日本製で、炭酸カルシウムの純度が高い製品です。
ビバリア レップカル
「ビバリア レップカル カルシウム ビタミンD3入 93.5g」は、アメリカ製でカルシウムの他にもビタミンD3を含むため、吸収が良いです。
ポゴナクラブ
「ポゴナクラブ 爬虫類牧場パウ 炭酸カルシウム 152g」は、シンプルでコスパが良いカルシウムパウダーです。
４つのおすすめカルシウムパウダー製品を試しながら、リクガメの好みに合ったものを見つけてください。また、パウダーの粒子が細かいほどエサにくっつきやすく、使いやすいです。
リクガメのカルシウムパウダーはどこに売ってる？
カルシウムパウダーは、リクガメ用に特化したものが必要ですが、これはオンライン通販サイトや一部のホームセンターで見つけることができます。
特にペット関連商品を扱うホームセンターでは一定の品揃えがありますが、バリエーションは限定的です。
より多くの選択肢を求める場合、特にお気に入りのブランドがあるなら、通販の利用をお勧めします。通販ではYahoo!ショッピング、Amazon、楽天市場などで豊富な種類を扱っています。
また、大都市には爬虫類専門店がありますので、専門店だと様々なカルシウムパウダーを見比べることができます。店員さんと相談しながら購入できるため、安心して選べます。
「charm」というペット用品店は特におすすめです。
実店舗とオンラインの両方で、広範な商品を提供しており、カルシウムパウダーやリクガメの餌も含めて多彩なアイテムが揃っています。まとめて購入する際には、「charm」でのオンラインショッピングだとコストを抑えることができます。さらに、店舗での受け取りも可能で、これにより送料を節約できます。
リクガメのカルシウムパウダーは人間用サプリメントでも代用できる？
カルシウムパウダーをリクガメに提供する際、人間用の製品を使用することは推奨されません。人間用カルシウムサプリメントには、添加物やコーティング剤、さらにはコラーゲンなどの成分が含まれていることが多く、これらがリクガメにとって無害かどうかは不明です。
もし人間用のカルシウムサプリメントが99%の炭酸カルシウムであれば、リクガメに使用しても問題ない可能性があります。しかし、通常のカルシウム錠剤は粉末化するのが困難で、その手間を考えると新たに購入する方がコスト的にも合理的です。
経済的な理由から手作りを検討する場合、家庭で発生する卵の殻を利用する方法があります。卵の殻は砕いてパウダー状に加工する必要がありますが、これにはすり鉢を使用するなどの労力が必要です。しかし、この方法は無駄を減らし、コストを抑えることができるため、試す価値はあります。
ミルミキサーを使用すれば砕く作業が容易になりますが、ミルミキサーがない場合は、手間をかけるか、市販のリクガメ用カルシウムパウダーを購入したほうが総合的に見てお得かと思います。
リクガメに必要な栄養素まとめ
リクガメの甲羅を健康的に成長させるには、単に葉物を供給するだけでは足りません。人間の例に倣えば、適切な日光がなければビタミンD3が不足し、これが骨成長に悪影響を及ぼすことがあります。
特に室内で飼育されているリクガメには、日光が不足しがちですから、ビタミンD3を含んだカルシウムパウダーの摂取が推奨されます。ただし、ビタミンD3の摂取過多は甲羅の成長に障害を引き起こすリスクもあるため、適量を見極めることが重要です。
そのため、飼育環境に応じたカルシウムパウダーの選択が肝心です。
リクガメに必要な栄養素はカルシウム、リン、ビタミンD3で、特にカルシウムとリンの理想的な比率は5:1です。
ただし、一般的な野菜ではこの比率がカルシウム3：リン1となるため、カルシウムの補給が特に重要です。
日光浴をしてビタミンD3を自然に生成できるリクガメには、カルシウムのみのパウダーが適していますが、室内飼育で日光浴の機会が少ない場合は、ビタミンD3が含まれたカルシウムパウダーがおすすめです。
ぜひ育てる環境に応じてカルシウムパウダーを選んでみてくださいね。
