ラグビーのトップチームとして知られる南アフリカチームのユニフォームには特定の動物が描かれていますが、その動物がどれかご存じですか？この動物は、チームの愛称とも密接に関連しています。
この記事では、そのエンブレムとなっている動物に焦点を当てて詳しく解説します。
南アフリカ代表のユニフォームに描かれた象徴的な動物とは？
南アフリカ代表のユニフォームをよく見ると、袖部分に鹿を思わせる草食動物が描かれているのが確認できます。この動物は「スプリングボック」として知られ、ウシ科の草食動物です。
主に南アフリカのサバンナや砂漠に生息し、体長は約140cm、体重は約40kgです。
スプリングボックは、オスにもメスにも角があり、オスは繁殖期にこれを使いメスを巡って争います。特筆すべきはその驚くべき跳躍力で、最大で2メートルの高さまで跳ね上がることが可能です。
この力強い跳躍は、隠れている捕食者を見つける手段や、敵を威嚇する行動として使われます。スプリングボックの迅速かつ力強い動きは、南アフリカのラグビー代表チームのプレースタイルと共鳴する部分があります。
南アフリカラグビーチーム「スプリングボクス」の名前の由来
南アフリカのラグビー代表チームが「スプリングボクス」という愛称で呼ばれるようになったのは、約100年前のことです。海外のラグビー専門サイト「RugbyFootballHistory.com」によれば、1906年に南アフリカ代表が初めて英国を訪れた際の逸話が記されています。
そのとき、地元の新聞は誤って「チームのユニフォームにスプリングボックが刺繍された緑のシャツが特徴である」と報じましたが、実際にはそのようなデザインのユニフォームは存在していませんでした。この報道を受けて、チームの監督とキャプテンは「不適切な名前を付けられる前に自ら名前を決定しよう」と提案しました。
結果、彼らは「スプリングボクス」という名前を採用し、これを公式に新聞社に通知しました。その後、彼らは実際にスプリングボックが刺繍された緑色のユニフォームを注文しました。
このようにしてスプリングボクスという愛称が誕生しました。他にも候補があったのか、もし別の名前が選ばれていたらどのように呼ばれていたのか、考えると非常に興味深いですね。
ラグビー南アフリカ代表のエンブレム「スプリングボック」まとめ
これまでに、ラグビー南アフリカ代表の愛称「スプリングボクス」の由来について詳しく見てきました。
南アフリカ固有の動物であるスプリングボックがそのモデルであり、この動物はその卓越した跳躍力で知られています。
興味深いことに、この愛称は南アフリカ代表の選手たちが自ら選んだものです。彼らは自分たちのアイデンティティとして、スプリングボックを象徴とする「スプリングボクス」という名前を採用しました。
