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ビジネスで「会わせて頂きたい」は間違い?社外・目上に失礼にならない敬語と例文集

言葉
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ビジネスメールや電話で、「一度、会わせて頂きたいです」と伝えたくなる場面はありますよね。

結論からいうと、「会わせて頂きたい」は、すべてが間違いというわけではありません。ただし、自分が相手に会いたい場合に使うと、不自然に聞こえることがあります

たとえば、社外の方や目上の方に対して「会わせて頂きたい」と書くと、「誰と誰を会わせるの?」と意味が少しずれて伝わることがあります。自分が相手に会いたい場合は、「お会いしたく存じます」「お目にかかれますと幸いです」のほうが自然で丁寧です。

一方で、自分の上司や担当者を相手に紹介したい場合は、「弊社の上司も同席させていただきたく存じます」「担当者をご紹介させていただけますと幸いです」など、場面に合わせた言い換えが必要です。

伝えたい内容 避けたい表現 自然な言い換え
自分が相手に会いたい 会わせて頂きたい お会いしたく存じます
目上の人に会いたい 会いたいです お目にかかれますと幸いです
上司を同席させたい 上司を会わせたいです 上司も同席させていただきたく存じます
担当者を紹介してほしい 担当者に会わせてください ご担当者様をご紹介いただけますでしょうか
  1. 「会わせて頂きたい」は正しい敬語?文法と意味を整理
    1. 「頂きたい」と「いただきたい」はどちらがビジネス向き?
  2. なぜ「会わせて頂きたい」は社外・目上に違和感を持たれやすいのか
  3. 「会う」「会わせる」「紹介する」の違いを比較表で解説
  4. 【シーン別】「会わせて頂きたい」の正しい言い換え表現
  5. 自分が社外・目上の相手に会いたい場合の敬語と例文
    1. 【例文】新規営業でアポイントを取るメール
    2. 【例文】既存顧客に提案や挨拶で会うメール
  6. 自分の上司や担当者を相手に会わせたい場合の敬語と例文
    1. 【例文】担当者変更に伴う挨拶メール
    2. 【例文】上司を伴って重要な報告に伺うメール
  7. 相手に別の人を紹介してほしい場合の敬語と例文
    1. 【例文】他部署の担当者を紹介してほしいメール
    2. 【例文】決裁者を紹介してほしいメール
  8. 「会わせて頂きたい」のNG例とOK例
  9. 「お会いする」「お目にかかる」「ご挨拶に伺う」の使い分け
  10. アポイントの承諾率を上げるビジネスメールの基本マナー
    1. 使いやすいクッション言葉
  11. そのまま使える!ビジネスメールの言い換え例文集
    1. 新規営業で面会をお願いする例文
    2. 取引先に打ち合わせをお願いする例文
    3. 上司の同席をお願いする例文
    4. 担当者を紹介してほしい例文
  12. アポイントを断られた場合のスマートな返信例
    1. 今回は見送り、次回につなげる返信例
    2. 資料送付に切り替える返信例
  13. 電話で「会いたい」と伝えるときのトークスクリプト
    1. 電話での会話例
  14. 「会わせて頂きたい」に関するよくある質問
    1. 「お会いさせて頂きたい」は二重敬語ですか?
    2. 社内の上司に「会わせて頂きたい」は使えますか?
    3. 「会っていただきたい」は失礼ですか?
    4. 履歴書や職務経歴書ではどの表現が適切ですか?
    5. メールの件名ではどう書けばいいですか?
  15. まとめ|「会わせて頂きたい」は場面に合わせて言い換えよう

「会わせて頂きたい」は正しい敬語?文法と意味を整理

まず、「会わせて頂きたい」という言葉を分けて考えてみましょう。

「会わせる」は、基本的に誰かと誰かを引き合わせるという意味を持つ言葉です。たとえば、「上司にお客様を会わせる」「担当者同士を会わせる」のように、第三者をつなぐ場面で使われます。

一方、「いただきたい」は、「〜してもらいたい」をへりくだって表す謙譲語です。そのため、「会わせていただきたい」という形自体が、文法上まったく使えないわけではありません。

ただし、自分が相手に会いたいだけの場面で「会わせていただきたい」と言うと、「自分と相手が会う」のではなく、「誰かを誰かに会わせる」という意味に近くなってしまいます。そのため、ビジネスでは少し違和感を持たれやすいのです。

「頂きたい」と「いただきたい」はどちらがビジネス向き?

ビジネスメールでは、補助動詞として使う場合はひらがなの「いただく」が読みやすく、やわらかい印象になります。

たとえば、「ご確認いただけますでしょうか」「お時間をいただけますと幸いです」のような使い方です。

一方、「資料を頂く」「お土産を頂く」のように、実際に物をもらう意味が強い場合は漢字の「頂く」が使われることもあります。ただ、迷った場合はビジネスメールではひらがなで「いただく」と書くと無難です。

なぜ「会わせて頂きたい」は社外・目上に違和感を持たれやすいのか

「会わせて頂きたい」が違和感を持たれやすい理由は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、自分が会いたいのか、誰かを会わせたいのかが分かりにくいことです。

たとえば、取引先に「一度会わせていただきたいです」と送ると、自分が相手に会いたいのか、別の人を相手に紹介したいのか、少し曖昧に見えることがあります。

2つ目は、相手に許可を迫っているように聞こえる場合があることです。「会わせてください」に近い印象になってしまい、相手によっては少し強く感じることもあります。

もちろん、相手との関係性が近ければ問題にならないこともあります。しかし、社外の方や目上の方に送るメールでは、より丁寧で誤解の少ない表現を選ぶほうが安心です。

「会う」「会わせる」「紹介する」の違いを比較表で解説

「会わせて頂きたい」を自然に言い換えるためには、まず「会う」「会わせる」「紹介する」の違いを理解しておくことが大切です。

言葉 意味 使う場面 例文
会う 自分と相手が対面する 自分が取引先や目上の人に会いたいとき 一度お会いしたく存じます
会わせる 誰かと誰かを引き合わせる 上司や担当者を相手に会わせたいとき 弊社担当者を同席させていただきたく存じます
紹介する 人や部署、担当者をつなぐ 担当者変更や人をつなぐとき 新しい担当者をご紹介させていただきます

自分が相手に会いたいなら「お会いする」、誰かを一緒に連れていくなら「同席する」、人をつなぐなら「紹介する」と考えると、使い分けがしやすくなります。

【シーン別】「会わせて頂きたい」の正しい言い換え表現

ここからは、実際のビジネスシーンで使いやすい言い換え表現を見ていきましょう。

シーン おすすめ表現 丁寧度
自分が相手に会いたい お会いしたく存じます 丁寧
より丁寧に会いたいと伝える お目にかかれますと幸いです かなり丁寧
訪問して挨拶したい ご挨拶に伺いたく存じます 丁寧
上司も一緒に行きたい 上司も同席させていただきたく存じます かなり丁寧
担当者を紹介してほしい ご担当者様をご紹介いただけますでしょうか 丁寧

自分が社外・目上の相手に会いたい場合の敬語と例文

自分が社外の方や目上の方に会いたい場合は、「会わせて頂きたい」ではなく、「お会いしたく存じます」を使うと自然です。

さらに丁寧にしたい場合は、「お目にかかれますと幸いです」という表現もおすすめです。「お目にかかる」は「会う」の謙譲語で、目上の方や取引先に対して使いやすい言葉です。

【例文】新規営業でアポイントを取るメール

突然のご連絡失礼いたします。株式会社〇〇の田中と申します。
貴社の〇〇に関する取り組みを拝見し、弊社サービスがお役に立てるのではないかと考え、ご連絡いたしました。
差し支えなければ、30分ほどお時間をいただき、一度お話を伺えますと幸いです。

【例文】既存顧客に提案や挨拶で会うメール

いつも大変お世話になっております。株式会社〇〇の田中です。
新しいご提案について、直接ご説明の機会をいただければと考えております。
ご都合のよろしい日時に、30分ほどお時間をいただけますでしょうか。

自分の上司や担当者を相手に会わせたい場合の敬語と例文

自分の上司や担当者を相手に会わせたい場合は、「上司を会わせたいです」と書くと、少し直接的で上から目線に見えることがあります。

この場合は、「同席させていただきたく存じます」「ご紹介させていただきます」を使うと、自然で丁寧です。

【例文】担当者変更に伴う挨拶メール

このたび、貴社を担当いたします弊社の鈴木を、次回のお打ち合わせにてご紹介させていただきたく存じます。
今後の進行をより円滑にするためにも、一度ご挨拶の機会をいただけますと幸いです。

【例文】上司を伴って重要な報告に伺うメール

本件につきまして、弊社内でも確認を進めております。
次回のお打ち合わせでは、責任者である弊社部長の佐藤も同席させていただき、改めてご説明させていただければと存じます。

相手に別の人を紹介してほしい場合の敬語と例文

相手に担当者や決裁者を紹介してほしい場合は、「会わせてください」よりも、「ご紹介いただけますでしょうか」のほうが丁寧です。

ただし、紹介をお願いすることは相手に手間をかける依頼でもあります。そのため、「恐れ入りますが」「差し支えなければ」などのクッション言葉を添えると、やわらかい印象になります。

【例文】他部署の担当者を紹介してほしいメール

恐れ入りますが、本件について詳しいご担当者様をご紹介いただくことは可能でしょうか。
ご多忙のところ恐縮ですが、差し支えない範囲でご教示いただけますと幸いです。

【例文】決裁者を紹介してほしいメール

今後のご提案内容について、可能であればご判断を担当されている方にも一度ご説明の機会をいただければと考えております。
差し支えなければ、ご担当の方をご紹介いただけますでしょうか。

「会わせて頂きたい」のNG例とOK例

ここでは、よくあるNG表現と、自然な言い換えを見ていきましょう。

NG表現 気になる理由 OK表現
一度会わせて頂きたいです 自分が会いたいのか、誰かを会わせたいのか曖昧 一度お会いできますと幸いです
お会いさせて頂きたいです やや回りくどく、不自然に聞こえやすい お会いしたく存じます
弊社の上司を会わせたいです 少し直接的で上から目線に見えることがある 弊社の上司も同席させていただけますと幸いです
担当者に会わせてください 依頼が強く聞こえやすい ご担当者様をご紹介いただけますでしょうか

「お会いする」「お目にかかる」「ご挨拶に伺う」の使い分け

ビジネスで「会いたい」と伝える表現には、いくつか種類があります。それぞれの違いを押さえておくと、相手や場面に合った言葉を選びやすくなります。

表現 意味 向いている場面
お会いする 会うの丁寧な表現 社内外問わず幅広く使える
お目にかかる 会うの謙譲語 社外・目上の人に丁寧に伝えたいとき
ご挨拶に伺う 訪問して挨拶する 初回訪問、担当者変更、異動の挨拶など

迷ったときは、通常のビジネスメールなら「お会いしたく存じます」、より丁寧にしたいなら「お目にかかれますと幸いです」と覚えておくと安心です。

アポイントの承諾率を上げるビジネスメールの基本マナー

正しい敬語を使うことも大切ですが、アポイントをお願いするときは、相手の負担を減らす書き方も重要です。

まず、面会の目的をはっきり伝えましょう。「何のために会うのか」が分からないと、相手は返信しにくくなります。

次に、所要時間を伝えることも大切です。「30分ほど」「15分程度」などと書くと、相手が予定を考えやすくなります。

また、日程候補はこちらから3つほど提示すると親切です。ただし、「この日でお願いします」と決めつけるのではなく、「ご都合はいかがでしょうか」と相手に選択権を残す表現にしましょう。

使いやすいクッション言葉

クッション言葉 使う場面
恐れ入りますが 相手に依頼するとき
差し支えなければ 相手に無理をさせたくないとき
ご多忙のところ恐縮ですが 忙しい相手へ丁寧に依頼するとき
可能でしたら 相手の都合を優先したいとき

そのまま使える!ビジネスメールの言い換え例文集

ここでは、実際に使いやすい例文をまとめます。自分の状況に合わせて、会社名や内容を変更して使ってみてください。

新規営業で面会をお願いする例文

突然のご連絡失礼いたします。株式会社〇〇の田中と申します。
貴社の業務改善に関して、弊社サービスがお役に立てる可能性があると考え、ご連絡いたしました。
差し支えなければ、30分ほどお時間をいただき、一度お話を伺えますと幸いです。

取引先に打ち合わせをお願いする例文

いつもお世話になっております。
次回の進行について、事前に認識をすり合わせたく、打ち合わせのお時間をいただけますでしょうか。
以下の日程でご都合のよいお時間がございましたら、ご教示いただけますと幸いです。

上司の同席をお願いする例文

本件につきまして、より詳しいご説明をさせていただくため、次回のお打ち合わせに弊社上司も同席させていただきたく存じます。
ご都合に問題がなければ、その形で進めさせていただけますと幸いです。

担当者を紹介してほしい例文

恐れ入りますが、本件をご担当されている方をご紹介いただくことは可能でしょうか。
詳細について、直接ご相談させていただけますと幸いです。

アポイントを断られた場合のスマートな返信例

アポイントをお願いしても、相手の都合で断られることはあります。その場合は、無理に再依頼をするのではなく、相手の状況を気遣う返信を心がけましょう。

今回は見送り、次回につなげる返信例

ご返信いただきありがとうございます。
ご多忙のところご確認いただき、誠にありがとうございました。
今回はご都合が合わないとのこと、承知いたしました。
また改めてご相談の機会をいただけますと幸いです。

資料送付に切り替える返信例

ご返信いただきありがとうございます。
ご面談が難しいとのこと、承知いたしました。
差し支えなければ、まずは概要資料をお送りさせていただきます。
ご確認いただき、ご関心をお持ちいただけましたら、改めてご相談させていただけますと幸いです。

電話で「会いたい」と伝えるときのトークスクリプト

メールだけでなく、電話でアポイントを取る場面もあります。電話では、長く説明しすぎず、最初に名乗りと要件を簡潔に伝えることが大切です。

電話での会話例

「お世話になっております。株式会社〇〇の田中と申します。〇〇の件で、一度ご担当者様にご挨拶とご説明のお時間をいただきたく、お電話いたしました。ご都合のよいお時間を15分ほど頂戴することは可能でしょうか。」

このように、目的と所要時間を最初に伝えると、相手も判断しやすくなります。

「会わせて頂きたい」に関するよくある質問

「お会いさせて頂きたい」は二重敬語ですか?

厳密にいうと、必ずしも典型的な二重敬語とは言い切れません。ただし、「お会いしたく存じます」のほうが自然で、ビジネスメールでは使いやすい表現です。

社内の上司に「会わせて頂きたい」は使えますか?

社内でも、自分が上司に会いたい場合は「お時間をいただけますでしょうか」「ご相談のお時間をいただけますと幸いです」のほうが自然です。

「会っていただきたい」は失礼ですか?

相手に会ってもらうことをお願いする表現として使えますが、少し直接的に聞こえる場合があります。社外や目上の方には、「お会いできますと幸いです」「お目にかかれますと幸いです」のほうが丁寧です。

履歴書や職務経歴書ではどの表現が適切ですか?

応募書類では「面接の機会をいただけますと幸いです」「ぜひ一度お話を伺えますと幸いです」などが自然です。「会わせて頂きたい」は少し不自然に見えるため、避けたほうが安心です。

メールの件名ではどう書けばいいですか?

件名では、「ご面談のお願い」「お打ち合わせのお願い」「ご挨拶のお時間について」などが使いやすいです。件名は長くしすぎず、要件がひと目で分かるようにしましょう。

まとめ|「会わせて頂きたい」は場面に合わせて言い換えよう

「会わせて頂きたい」は、文法上すべて間違いというわけではありません。しかし、自分が相手に会いたい場面で使うと、意味がずれて見えたり、少し不自然に聞こえたりすることがあります。

社外の方や目上の方に対しては、「お会いしたく存じます」「お目にかかれますと幸いです」を使うと、丁寧で安心です。

また、自分の上司や担当者を相手に会わせたい場合は、「同席させていただきたく存じます」「ご紹介させていただきます」など、場面に合わせた表現を選びましょう。

ビジネス敬語は、難しく考えすぎる必要はありません。大切なのは、相手に誤解を与えず、気持ちよく読んでもらえる表現を選ぶことです。迷ったときは、「自分が会いたいのか」「誰かを紹介したいのか」「相手に紹介をお願いしたいのか」を整理してから、言葉を選ぶと失礼のない文章になります。

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